導入事例集|SynQ Remote(シンクリモート)

図面にない「現場判断」を遠隔で即決する──写真×手書き指示で迷いをなくしたSynQ Remote活用

作成者: QUANDOブログ編集部|2026/04/02 1:00:00

電気設備工事の現場では、図面だけでは表現しきれない判断が日常的に発生します。干渉物を避けた配線ルート、露出配管の回し方、コンセントボックスの収まり調整など、「現地を見ないと決められない」問いは少なくありません。
中部支社の山根様が活用しているのが、SynQ Remoteの写真共有と手書き指示を組み合わせた遠隔確認です。現場に行かずに状況を共有し、その場で判断を固める。この運用によって、現場と事務所のコミュニケーションがどのように変わったのかを伺いました。

 

 

図面で書けない判断が、現場を止める

――SynQ Remoteを使う以前、現場判断の共有で困っていたことは何でしたか?

図面に表現できていない部分で「これどうすればいい?」という相談がよく出ていました。電話や普通のテレビ電話だと、言葉だけで状況を説明するのが難しいんです。
右に間柱があって…と説明しても、相手が見ている場所が違うこともあります。そうなると結局、確認のために現場へ行くこともありました。

 

 

 

「まず写真で確定」ポインターと手書きで即決する

――具体的に、どのような流れで指示を出しているのでしょうか?

まず現地で写真を撮って共有してもらうところから始まります。そこにこちらがポインターを出して「ここ」「もう少し右」と会話しながら対象を確定させます。
必要な場合は写真に手書きで指示を書き込み、そのまま保存します。

この方法だと、作業員の方と同じ画面を見ながら判断できますし、「こうやってやろう」と決めた内容がそのまま記録として残ります。後から見返すこともできるので、確認もしやすいですね。

 

<シンクリモートでは写真撮影しながら会話をすることができる。電波が悪い箇所でも使え、手ブレしないため評価が高い>

 

 

現場で多い相談は「干渉した時、どっちに逃がすか」

――現場からはどんな相談が多いのでしょうか?

例えば、コンセントボックスが収まらない時にどちらへずらすかとか、露出配管をどちらへ回すかといった相談です。
配線図では書ききれない部分も多く、干渉物が出た時にどう避けるかを現場で判断する必要があります。

そういった場面でも、現地写真を見ながら「ここを通して」「こっちに逃がして」と具体的に伝えられるので、判断が早くなりました。

 

 

定着のきっかけは「QRコードでの連絡導線」

――現場での運用はどのように始めたのでしょうか?

導入した現場では、若手社員と職長の方にQRコードを配布して、何かあればそこから連絡してもらう形にしました。
作業員の方の中にはデジタルが苦手な方もいますが、若手が写真を撮って共有する形にすることで自然と使えるようになりました。

 

特別な運用ルールを細かく決めたわけではありません。ただ、「困ったらQRコードを読み取って連絡する」というシンプルな入口だけを用意しました。


その結果、現場では「迷ったらQRを読む」という行動が自然に定着し、デジタルに慣れていない作業員の方がいてもスムーズに運用が回るようになりました。

 

 

 

“移動削減”以上に効いたのは「判断の共有」

――導入して感じた変化を教えてください。

やはり一番大きいのは、現場へ行く手間が減ったことですね。
現地の人が見ているものをこちらも同じように見られるので、遠隔でも判断ができるようになりました。

それに加えて、写真に残った指示を後から見返せるので、「何て言われたっけ?」となった時にもすぐ確認できます。現場側も作業を進めやすくなったと思います。

 

 

 

図面と現場の“間”を埋めるコミュニケーションツール

電気設備工事の現場では、図面だけでは判断できない場面が必ず発生します。そうした瞬間に、現場と事務所が同じ視点で状況を共有し、すぐに判断できるかどうかが、工事のスピードと品質を左右します。

SynQ Remoteは、写真と手書き指示というシンプルな仕組みによって、その“判断の空白”を埋めるコミュニケーションを実現します。


「現場に行かないと分からない」を減らしながら、現場の判断を確実に残していく。SynQ Remoteは、現場の意思決定を支える新しいインフラとして活用が広がっています。