製販一体のメーカーだからこそ。複数部署や協力業者間での利用でリモートメンテナンスを実現

株式会社巴商会

部署:メンテナンス営業部
https://tomoeshokai.com/

株式会社巴商会

部署:メンテナンス営業部
https://tomoeshokai.com/

業種

ボイラメーカー

利用シーン

現地調査、定期点検、人材育成

利用する人

メンテナンス営業部の社員(現場責任者)と実際の作業を担当する協力業者

使用端末

Androidスマホ、PC

主な利用機能

ポインタ機能

録画

写真管理

遠隔撮影

利用する部署

営業部、メンテナンス営業部、技術部、生産部、外注するメンテナンスや施工を請け負う協力業者

利用場所

ボイラの納品先と本部事務所

利用用途

現場調査、工事管理、メンテナンス、不具合対応、人材育成、報告書作成

お話を伺った方

総合企画ユニット長 岡本様、メンテナンス営業部 杉柳様

Before

課題

  • 新規受注時の現場調査による見積作成時、移動や情報共有に時間がかかって迅速な対応が難しかった
  • 様々な知識や経験が属人化しており、ノウハウの継承がはかどっていない
  • 納品先のエンドユーザーは技術的な知識がとぼしく、トラブル発生時の状況把握が的確にできない

 After

導入効果

  • 見積提出までの時間を最大10日間削減。社内での写真共有も簡単に
  • 写真や録画を現場ごとに残せて、いつでも参照可能。新人教育のためのマニュアルにも使える
  • 映像とポインタで詳細な状況把握ができ、二度手間を削減

開発からメンテナンスまでを一貫して行うボイラメーカー

――巴商会さんの事業内容を教えてください。

岡本さん:

巴商会にはボイラ事業本部とコンテック事業本部があります。ボイラ事業部では製品開発からメンテナンスまでを一気通貫で行っています。北海道から九州まで13の営業拠点と千葉県の松戸に工場があります。ボイラや温水機、ランドリー製品、バイオマスボイラなどを温浴施設や介護施設、工場や自治体などに納品しメンテナンスを行っています。もともと五右衛門風呂のように直接水を沸かすのが主流であった日本に、お湯を沸かす槽(釜)とお湯に入る槽(湯舟)を分ける循環釜方式を普及させた創業112年の歴史ある会社です。

杉柳さん:

わが社の属する業界は年齢層が高く、若手も簡単には育たず技術継承もスムーズに進まないという課題を持っています。現場までの移動時間が作業時間を圧迫している上、ノウハウの必要な現場に必要なタイミングで技術者を派遣しようとすると、さらに人手不足は深刻化します。どの時間を合理化できるか、また属人化したノウハウやナレッジをしっかりと貯めて活用できる状態にするにはどうしたらいいかという問題意識のもと、SynQ Remote(シンクリモート)にたどり着きました。

 

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――SynQ Remoteと比較した製品はありましたか?

岡本さん:

他にはヘルメットにつけたりするウェアラブルカメラ系のシステムを何社か検討しました。それらに比べて、ハードを準備する手間やコストがかからないこと、現場の人にも使い勝手がよくわかりやすいデザインと機能に惹かれてSynQ Remoteを選びましたね。

杉柳さん:

デザインや機能ももちろんですが、正直に言うと最初の出会いからすごく親切に対応してもらったことが一番の決め手ですね。こちらの業務フロー図を見せて業務内容を説明したときも、「こういう使い方もできますよ」「この業務のこういう場合でも使えるかもしれませんね」と一緒に考えてくれたことで心動かされました。こんなに現場目線になってくれた会社は他になかったです。

事務所から移動ゼロで判断。見積も不具合解消も待たせない

――具体的にどのような現場で、誰がSynQ Remoteを使われていますか?

新規受注時の現場調査

岡本さん:

今までは営業担当が自らの足で現場を見て、見積提出まで一貫して担当していました。一度出張すると2~3日は外に出てしまい、他の業務と並行していると見積提出まで数週間かかってしまうことも。SynQ Remoteがあれば現場調査はその地域の協力業者に行ってもらって、営業担当は事務所にいながら細かな確認ができます。「もっとここ見せて」「あそこはどうなってる」ともれなく見積に必要な情報を確認・保存できます。またこれまで、現場の写真はメールで送ったり、SDカードの手渡しや郵送でやりとりすることもありました。SynQ Remoteになってからは、撮影した写真がすぐにクラウドを経由して共有されるので、写真を現場から送ってもらう必要もなくクラウドからダウンロードできますし、事務職員もメンバー登録しているので情報共有が楽で書類作成までの時間が短縮でき、見積提出まで10日間ほど削減できた例もあります。営業としては移動時間が削減できた分だけ顧客に向けた新しい提案など本来の業務に時間がさけますよね。

 

ボイラ設置工事での試運転

杉柳さん:

ボイラが納入され設置工事をするときには、試運転を行います。このときに不具合が発生することが稀にあり、ほとんどは現地の作業員が対処するものの、技術部の開発者の支援が必要になることもあります。この場合、工場にいる技術部員にその場で発信し、不具合の様子を映像と音声を使って的確に伝え、解決までの時間を短縮することができます。百聞は一見に如かずで、現場で一緒に見れば一目瞭然なことも、電話の言葉だけでどういう異常かを伝えるのってかなり時間がかかる上に、正確に伝えるのが難しいんです。複雑な機器の「ここから音が出てます」みたいなことも高画質な映像とポインタがあれば一発で正確に伝わりますね。

 

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突発の不具合発生時に顧客と

杉柳さん:

これから普及させようとしている使い方なのですが、弊社のボイラーを使っていただいているお客様からの連絡をSynQ Remoteでもらうことも考えています。突発的な不具合が発生した場合、まずお客様の現場の状況をSynQ Remoteの映像で詳細に把握できれば、二度手間を省くことができます。例えば、お客様は焦って「とにかく早く来てくれ」と電話をしてくるのですが、実際現場に伺うとガス栓が開いていなかっただけ、などの確認漏れであることも多々あります。このような本来必要ない移動を減らすことにもつながりますし、実際に現場に出向いての修理をする場合でも、必要な部品の判断がリモートでできることはとてもありがたいです。

 

私たちのボイラは、工場や温浴施設に導入いただいていることが多く、ボイラの不具合はお客様のビジネスにダイレクトに影響します。SynQ Remoteを使えば、お客様のダウンタイムを短くすることができると思っています。

 

――社内でも複数の部署の方に、また社外の協力業者やお客様にもお使いいただこうとしているのですね

はい、今は東京の本社を中心とした運用ですが、クアンドさんにも協力を仰ぎながら事務職員向けや各支店従業員向けなどの説明会を開催して普及させていっている最中です。施工工事業者やメンテナンスの協力業者にもすでにアカウントを配布していて、そのような外部の方は全アカウントの内20%まで拡大しています。これから社内にも社外にも浸透させていきたいですね。クアンドさんには毎週SynQ Remoteの利用回数や利用時間などのデータを提供いただいています。それを分析することでさらに効果的な活用ができていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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